宮部みゆきの小説『茂七シリーズ』を読む順番とあらすじ、時系列を一覧にまとめました。
高橋英樹主演のドラマ『茂七の事件簿 ふしぎ草紙』情報もあわせてチェックしていきます。
宮部みゆきの小説『茂七シリーズ』を読む順番
※全て文庫本が発売されています。
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茂七シリーズを読む順番は、本所深川ふしぎ草紙→かまいたち→幻色江戸ごよみ→初ものがたり→堪忍箱→あやし。
刊行順=時系列順になっているので、刊行順に順番に読んでいくのがおすすめです。
ドラマ原作になったのは第5作『堪忍箱』まで。
『あやし〜怪〜』は、茂七親分の後継者である政五郎が「時雨鬼」と「灰神楽」に登場します。
茂七シリーズのあらすじ
本所深川ふしぎ草紙
近江屋藤兵衛が殺された。下手人は藤兵衛と折り合いの悪かった娘のお美津だという噂が流れたが……。幼い頃お美津に受けた恩義を忘れず、ほのかな思いを抱き続けた職人がことの真相を探る「片葉の芦」。お嬢さんの恋愛成就の願掛けに丑三つ参りを命ぜられた奉公人の娘おりんの出会った怪異の顛末「送り提灯」など深川七不思議を題材に下町人情の世界を描く7編。宮部ワールド時代小説篇。
かまいたち
夜な夜な出没して江戸を恐怖に陥れる辻斬り“かまいたち”の正体に迫る町娘。サスペンス満点の表題作はじめ四編収録の時代短編集。
【収録作品】かまいたち / 師走の客 / 迷い鳩 / 騒ぐ刀
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幻色江戸ごよみ
盆市で大工が拾った迷子の男の子。迷子札を頼りに家を訪ねると、父親は火事ですでに亡く、そこにいた子は母と共に行方知れずだが、迷子の子とは違うという……(「まひごのしるべ」)。不器量で大女のお信が、評判の美男子に見そめられた。その理由とは、あら恐ろしや……(「器量のぞみ」)。下町の人情と怪異を四季折々にたどる12編。切なく、心暖まる、ミヤベ・ワールドの新境地!
【収録作品】鬼子母火 / 紅の玉 / 春花秋燈 / 器量のぞみ / 庄助の夜着 / まひごのしるべ / だるま猫 / 小袖の手 / 首吊り御本尊 / 神無月 / 侘助の花 / 紙吹雪
初ものがたり
新作3篇をひっさげて、茂七親分が帰ってきた! 茂七とは、手下の糸吉、権三とともに江戸の下町で起こる難事件に立ち向かう岡っ引き。
謎の稲荷寿司屋、超能力をもつ拝み屋の少年など、気になる登場人物も目白押し。鰹、白魚、柿、菜の花など、季節を彩る「初もの」を巧みに織り込んだ物語は、ときに妖しく、哀しく、優しく艶やかに人々の心に忍び寄る。
ミヤベ・ワールド全開の人情捕物ばなし。収録作品:お勢殺し / 白魚の目 / 鰹千両 / 太郎柿次郎柿 / 凍る月 / 遺恨の桜 / 糸吉の恋 / 寿の毒 / 鬼は外
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堪忍箱
蓋を開けたら最後、この近江屋に災いが降りかかる……。決して中を見てはいけないというその黒い文箱には、喪の花・木蓮の細工が施してあった――。物言わぬ箱が、しだいに人々の心をざわめかせ、呑み込んでいく表題作。なさぬ仲の親と子が互いに秘密を抱えながらも、寄り添い、いたわり合う「お墓の下まで」。名もなき人たちの日常にひそむ一瞬の闇。人生の苦さが沁みる時代小説八篇。
収録作品:堪忍箱 / かどわかし / 敵(かたき)持ち / 十六夜髑髏 / お墓の下まで / 謀りごと / てんびんばかり / 砂村新田
あやし〜怪〜
神社の梅の木に大凶のおみくじを結びながら、美しいお千代の凶運を願うおえん。実際に、お千代が不幸な死に方をして……心の闇を映し出してざわつかせる9つの江戸怪奇譚、ホラー文庫にも登場!
収録作品:居眠り心中 / 影牢 / 布団部屋 / 梅の雨降る / 安達家の鬼 / 女の首 / 時雨鬼 / 灰神楽 / 蜆塚
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ドラマ『茂七の事件簿 ふしぎ草紙』情報
第1作~5作を原作に、高橋英樹主演でドラマ化されています。
第1シリーズ全10話 2001年放送
第2シリーズ全10話 2002年放送
第3シリーズ全5話 2003年放送
あらすじ
江戸の下町に起こる、摩訶不思議な事件の数々を、ご存じ、茂七親分が人情味豊かに解決していく、怖くて、温かくて、せつない、「ふしぎ人情時代劇」。
スタッフ・キャスト
- お絹:星野真里
- おかつ:淡路恵子
- 稲荷鮨屋伊三次:原田芳雄
- お京:あめくみちこ
- 梶屋の勝蔵:本田博太郎
- おすが:MEGUMI
- 音次:千葉哲也
- 糸吉:仁科貴→伊崎充則
- 権三:河西健司
- お艶:中江有里
- 加納新之助:安村和之
- 佐吉:充吉修介
- 粂次郎:渡辺いっけい
- おこん:川俣しのぶ
- おたき:宮地雅子
- 辰五郎:上杉祥三
- 弥太郎:高杉亘
- 東三:不破万作
- 源左衛門:石井愃一
- 幸助:谷津勲
- おたね:石井トミコ
- おさだ:秋吉久美子
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