スティーグ・ラーソンの小説『ミレニアムシリーズ』を読む順番とあらすじ、時系列を一覧にまとめました。
ダニエル・クレイグ主演の映画『ドラゴン・タトゥーの女』情報もあわせてチェックしていきます。
スティーグ・ラーソンの小説『ミレニアムシリーズ』を読む時はどんな順番で読むのがいいのか?
シリーズが多すぎて、どれから読めればいいのかわからない・・・!
そんな初心者のあなたに、おすすめの読む順番とあらすじを紹介します。
小説『ミレニアムシリーズ』を読む順番
※全て文庫本が発売されています。
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ミレニアムシリーズを読む順番は、『ドラゴン・タトゥーの女』→『火と戯れる女』→『眠れる狂卓の騎士』→『蜘蛛の巣を払う女』→『復讐の炎を吐く女』→『死すべき女』。
刊行順=時系列順になっているので、刊行順に順番に読んでいくのがおすすめです。
作者のスティーグ・ラーソンは全10部の構想を持っていましたが、第1部の出版を待たずして2004年に亡くなりました。
そのため『ミレニアム3』で絶筆のために完結しましたが、
その後、ダヴィド・ラーゲルクランツが続編として3作を書いています。
これが『ミレニアム4』~『ミレニアム6』です。
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ミレニアムシリーズのあらすじ
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女
月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。
ミカエルはハリエット失踪事件に関する膨大な資料を調べる一方、ヘンリックの一族のいわくありげな人々の中に分け入っていく。だが謎は深まるばかりで、助手が必要と感じた彼は、背中にドラゴンのタトゥーを入れた女性調査員リスベットの存在を知り、彼女の協力を得ることに成功する。二人の調査で明かされる忌まわしい事実とは? 幾重にも張りめぐらされた謎、愛と復讐。全世界を魅了した壮大なミステリ三部作の第一部
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ミレニアム2 火と戯れる女
女性調査員リスベットにたたきのめされた後見人のビュルマンは復讐を誓い、彼女を憎む人物に連絡を取る。そして彼女を拉致する計画が動き始めた。その頃ミカエルらはジャーナリストのダグと恋人ミアが進める人身売買と強制売春の調査をもとに、『ミレニアム』の特集号と書籍の刊行を決定する。ダグの調査では背後にザラという謎の人物がいるようだ。リスベットも独自にザラを追うが、彼女の拉致を図る者たちに襲撃された!
リスベットは襲撃者たちを撃退した。だがダグとミアが殺され、現場でリスベットの指紋がついた拳銃が発見された。さらに意外な人物の死体も見つかり、彼女は連続殺人の容疑者として指名手配される。リスベットが犯人と思えないミカエルは彼女と連絡を取り、事件の調査を進める。やがてリスベットは、ある重大な情報をつかんだ。そしてミカエルはザラの正体を知るが……リスベットの衝撃的な過去が明かされる激動の第2部。
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ミレニアム3 眠れる狂卓の騎士
宿敵ザラチェンコと対決したリスベットは、相手に重傷を負わせるが、自らも瀕死の状態に陥った。だが、二人とも病院に送られ、一命を取りとめる。この事件は、ザラチェンコと深い関係を持つ闇の組織・公安警察特別分析班の存在と、その秘密活動が明るみに出る危険性をもたらした。危機感を募らせた元班長は班のメンバーを集め、秘密を守る計画を立案する。その中には、リスベットの口を封じる卑劣な方策も含まれていた。
リスベットは回復しつつあった。ミカエルは様々な罪を着せられた彼女を救うため、仲間を集めて行動を開始する。だが、特別分析班は、班の秘密に関わる者たちの抹殺を始めた。一方ミカエルは病院内のリスベットと密かに連絡を取り、有益な情報を得ようとする。そして、特別分析班の実態を調べる公安警察と手を組み、巨大な陰謀の解明に挑む。やがて始まるリスベットの裁判の行方は? 驚異のミステリ三部作、ついに完結!
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ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女
雑誌『ミレニアム』を発行するミカエルたちの会社は経営危機に陥り、株式の30パーセントを大手メディア企業のセルネル社に売り渡していた。ミカエルにも優れた記事がなく、時代遅れの記者との避難にさらされていた。そんな彼のもとに、ある男から大スクープになるという情報が持ち込まれる。人工知能研究の世界的権威であるバルデル教授が何か大きな問題を抱えているようなので、会ってほしいというのだ。男の話からリスベットが関係していると確信したミカエルは、彼女に連絡を取ろうと試みる。一方、アメリカのNSA(国家安全保障局)は、産業スパイ活動を行なう犯罪組織の関連会社からバルデルが革命的な研究成果を持ち出したため、彼の身に危険が迫っているとの情報を得る。折しも、鉄壁の防御を誇るNSAのネットワークに何者かが侵入した!
NSAのネットワークに侵入したのはリスベットだった。彼女はある目的のため、この犯罪組織を追っていたのだ。犯罪組織のリーダーはサノスと呼ばれていた。一方ミカエルは、セルネル社が『ミレニアム』編集部から彼を追い出そうとしていることを知るが、さらに衝撃の事件が発生する。万全の警備システムを設置し、自閉症の息子と暮らすバルデルの家が襲撃されたのだ。警察の捜査が開始され、リスベットと連絡を取ることに成功していたミカエルも独自に調査に乗り出す。だが、今度はバルデルの息子に魔の手が伸びてきた。全力で息子を護るミカエルとリスベット。やがて一連の事件の背後に、リスベットの知られざる過去が大きく関わっていることが明らかになる。そして、リスベットに犯罪組織の暗殺者たちが、さらにはNSAの追っ手が迫る。
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ミレニアム5 復讐の炎を吐く女
リスベットは人工知能研究の世界的権威バルデルの息子の命を救った。だが、そのときに取った行動が違法行為にあたるとされ、2カ月の懲役刑を受けた。彼女は最高の警備を誇る女子刑務所に収容されるが、そこではギャングの一員である囚人ベニートが、美貌の女囚ファリアに暴行を加えていた。見過ごすことのできない彼女は、囚人はおろか看守までも支配するベニートとの対決を決意する。さらにリスベットは、元後見人のパルムグレンとの面会で、”レジストリー”なる機関の存在に気づき、自らの子供時代に大きな秘密が潜んでいることを知った。ミカエルはリスベットから突然、レオ・マンヘイメルという人物の調査を依頼される。この男は何者なのか? そして、刑務所の外では、思いもよらぬ痛ましい殺人事件が起きた! シリーズ第5弾、2018年映画化続篇決定!
警察は殺人事件の捜査を開始した。釈放され自由の身となったリスベットは、ミカエルの妹アニカの協力を得て、ファリアの恋人が遂げた不審な死の真相を突き止めようとする。一方、レオ・マンヘイメルについて調査を進めていたミカエルは、ある重要な人物を探しあて、“レジストリー”が行っていた恐るべき研究と、リスベットの子供時代の悲惨な真実を聞き出す……。
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ミレニアム6 死すべき女
ストックホルムの公園で、身元不明の男の死体が発見された。男の頬は黒ずみ、真夏にもかかわらずダウンジャケットを着ていた。そして奇妙なことに、ズボンのポケットにはミカエルの電話番号が書かれた紙切れが入っていた。法医学者の女性はミカエルに、男は殺された可能性があると告げた。ミカエルは調査を始め、男に大声でわめかれていたという女性評論家から、そのときの様子を聞いた。男は国防大臣について何かまくし立てたという。ミカエルはリスベットに男の資料を送り、調査を依頼する。そのころリスベットは、ストックホルムのマンションを引き払い、彼女の命を狙う双子の妹カミラを追っていた……。今世紀最高のミステリーシリーズ、ついにクライマックスへ!
カミラはリスベットを殺すためストックホルムに赴き、その動きをつかんだリスベットは後を追う。一方、リスベットの協力で死体の身元を突きとめたミカエルは、男と国防大臣の周囲で起きた悲劇と謀略の核心に迫っていく。だが、彼をカミラが追っていた。それを知ったリスベットは、即座に行動を起こす――ミカエルを救い、カミラと決着をつけ、自らの過去に終止符を打つために。驚異の六部作、ついに完結。
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映画『ドラゴン・タトゥーの女』情報
映画『ドラゴン・タトゥーの女』を見る順番
- 『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(2009年)
- 『ミレニアム2 火と戯れる女』(2009年)
- 『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』(2009年)
- 『ドラゴン・タトゥーの女』(2011年)
- 『蜘蛛の巣を払う女』(2018年)
詳しくは⇒ドラゴン・タトゥーの女を見る順番《映画5作のシリーズ時系列一覧》
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ハリウッド版『ドラゴン・タトゥーの女』あらすじ
あらすじ
スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書きながら名誉棄損裁判で敗訴したミカエルは意気消沈の日々を送っていた。ある日、彼のもとにスェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人から家族史編纂の依頼が舞い込む。実はヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明だった。ヴァンゲルはハリエットが一族の誰かに殺害されたと信じていた。40年前に一族が住む孤島から何の痕跡も残さず消えた少女。成功の陰に隠された一族の血塗られた過去に気づくものの手がかりの掴めないミカエルは、一族の弁護士から天才的な資料収集能力の持ち主であるとして、ある人物を紹介される。リスベットという名の、顔色が悪く、拒食症患者のように、がりがりに痩せた女。この小柄な女の肩口から背中にかけて、龍の刺青(ドラゴン・タトゥー)が異彩を放っていた。意外なことに彼女はこの事件に異様に興味を持ち・・・。
スタッフ・キャスト
- リスベット・サランデル:ルーニー・マーラ
- ヘンリック・ヴァンゲル:クリストファー・プラマー
- マルティン・ヴァンゲル:ステラン・スカルスガルド
- ディルク・フルーデ:スティーヴン・バーコフ
- エリカ・ベルジェ:ロビン・ライト
- ニルス・ビュルマン:ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン
- アニタ・ヴァンゲル:ジョエリー・リチャードソン
- セシリア・ヴァンゲル:ジェラルディン・ジェームズ
- ドラガン・アルマンスキー:ゴラン・ヴィシュニック
- 監督:デヴィッド・フィンチャー
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スウェーデン三部作のあらすじ
あらすじ
スウェーデン、ストックホルム。大企業ヴァンゲル・グループ一族が住む孤島で、40年前ひとりの少女が忽然と姿を消した。グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルが事件の調査を依頼したのは、裁判で有罪となり失業中の記者ミカエル。調査の過程で彼は、鼻ピアスと背中にドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカー・リスベットと出会い、さまざまな秘密を明らかにしていく。そして、ひとりの少女失踪事件から、大富豪ヴァンゲル一族の深い闇と過去に隠されたおぞましい罪があぶりだされていく。
スタッフ・キャスト
- リスベット・サランデル:ノオミ・ラパス
- エリカ・ベルジェ:レナ・エンドレ
- ドラガン・アルマンスキー:ミカリス・コウトソグイアナキス
- ニルス・ビュルマン弁護士:ピーター・アンダーソン
- マーリン・エリクソン:ソフィア・レダルプ
- アニカ・ジャンニーニ:アニカ・ハリン
- クリステル・マルム:ヤコブ・エリクソン
- ロナルド・ニーダーマン: ミカエル・スプレイツ
- ペーテル・テレポリアン: アンデシュ・アルボム・ローゼンダール
- ヤン・ブブランスキー: ヨハン・キレン
- リカルド・エクストレム: ニクラス・ユールストレム
- ソーニャ・ムーディグ: ターニャ・ロレンツォン
- ハンス・ファステ: マグヌス・クレッペル
- イェルケル・ホルムベリ: ドナルド・ホグベリ
- ソニー・ニエミネン: ペーレ・ボランデル
- アレクサンデル・ザラチェンコ: ゲオルギー・ステイコフ
- プレイグ:トーマス・ケーラー
- ミリアム・ウー:ヤスミン・ガルビ
- 監督:ニールス・アルデン・オプレヴ
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