宮部みゆきの小説『杉村三郎シリーズ』を読む順番とあらすじ、時系列を一覧にまとめました。
小泉孝太郎主演のドラマ『名もなき毒』『ペテロの葬列』情報もあわせてチェックしていきます。
- 単行本・文庫本:第6作『昨日がなければ明日もない』(2021年5月7日発売)
宮部みゆきの小説『杉村三郎シリーズ』を読む順番
- 『誰か―Somebody』(2003年11月13日発売)
- 『名もなき毒』(2006年8月25日発売)
- 『ペテロの葬列』(2013年12月20日発売)
- 『ソロモンの偽証: 第Ⅲ部 法廷 下巻』(2014年10月28日発売)
- 『希望荘』(2016年6月25日発売)
- 『昨日がなければ明日もない』(2021年5月7日発売)
※全て文庫本が発売されています。
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『杉村三郎シリーズ』は、全6作品あります。
刊行順=時系列順になっているので、刊行順に順番に読んでいくのがおすすめです。
文庫版『ソロモンの偽証』の最終巻にのみ、杉村三郎が主人公の短編「負の方程式」が収録されています。
「負の方程式」の時系列は、『ペテロの葬列』と『希望荘』の間になります。
杉村三郎シリーズのあらすじ
誰か Somebody
菜穂子と結婚する条件として、義父であり財界の要人である今多コンツェルン会長の今多嘉親の命で、コンツェルンの広報室に勤めることになった杉村三郎。その義父の運転手だった梶田信夫が、暴走する自転車に撥ねられて死亡した。葬儀が終わってしばらくしてから、三郎は梶田の娘たちの相談を受ける。亡き父についての本を書きたいという姉妹の思いにほだされ、一見普通な梶田の人生をたどり始めた彼の前に、意外な情景が広がり始める――。稀代のストーリーテラーが丁寧に紡ぎだした、心揺るがすミステリー。テレビドラマ化でも話題となった人気の杉村三郎シリーズ第一弾。
名もなき毒
今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていた。『誰か Somebody』から約一年後の出来事を描き、テレビドラマ化でも話題となった人気の杉村三郎シリーズ第二弾。人の心の陥穽を圧倒的な筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。
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ペテロの葬列
杉村三郎が巻き込まれたバスジャック事件。実は、それが本当の謎の始まりだった――。『誰か』『名もなき毒』に続くシリーズ第三弾。
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負の方程式(『ソロモンの偽証: 第Ⅲ部 法廷 下巻』収録)
20年後の“偽証”事件を描く、書き下ろし中編「負の方程式」を収録。
杉村三郎が主人公の「負の方程式」が収録されています。
時系列は、『ペテロの葬列』と『希望荘』の間です。
希望荘
今多コンツェルン会長の娘である妻と離婚した杉村三郎は、愛娘とも別れ、仕事も失い、東京都北区に私立探偵事務所を開設する。ある日、亡き父が生前に残した「昔、人を殺した」という告白の真偽を調べてほしいという依頼が舞い込む。依頼人によれば、父親は妻の不倫による離婚後、息子との再会までに30年の空白があったという。はたして本当に人殺しはあったのか――。
表題作の「希望荘」をはじめ計4篇を収録。新たなスタートを切った2011年の3.11前後の杉村三郎を描くシリーズ最新作。
『誰か』『名もなき毒』『ペテロの葬列』に続く人気シリーズ第4弾。
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昨日がなければ明日もない
「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。
中篇3本からなる本書のテーマは、「杉村vs.〝ちょっと困った〟女たち」。
自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザーを相手に、杉村が奮闘します。【 収録作品】
「絶対零度」……杉村探偵事務所の10人目の依頼人は、50代半ばの品のいいご婦人だった。一昨年結婚した27歳の娘・優美が、自殺未遂をして入院ししてしまい、1ヵ月以上も面会ができまいままで、メールも繋がらないのだという。杉村は、陰惨な事件が起きていたことを突き止めるが……。「華燭」……杉村は近所に住む小崎さんから、姪の結婚式に出席してほしいと頼まれる。小崎さんは妹(姪の母親)と絶縁していて欠席するため、中学2年生の娘・加奈に付き添ってほしいというわけだ。会場で杉村は、思わぬ事態に遭遇する……。
「昨日がなければ明日もない」……事務所兼自宅の大家である竹中家の関係で、29歳の朽田美姫からの相談を受けることになった。「子供の命がかかっている」問題だという。美姫は16歳で最初の子(女の子)を産み、別の男性との間に6歳の男の子がいて、しかも今は、別の〝彼〟と一緒に暮らしているという奔放な女性であった……。
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ドラマ『名もなき毒』『ペテロの葬列』情報
第1作『誰か―Somebody』、第2作『名もなき毒』、第3作『ペテロの葬列』を原作に、小泉孝太郎主演でドラマ化されています。
ドラマ『名もなき毒』を見る順番
- 『名もなき毒』全11話(2013年)
- 『ペテロの葬列』全11話(2014年)
詳しくは⇒杉村三郎シリーズを見る順番《続編ドラマの時系列一覧》
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ドラマ『名もなき毒』あらすじ
あらすじ
今多コンツェルンに勤める杉村三郎(小泉孝太郎)は、会長(平幹二朗)の運転手・梶田信夫(平田満)の告別式に代理で列席。そこで梶田の娘・聡美(深田恭子)と出会い…。
スタッフ・キャスト
- 杉村菜穂子 – 国仲涼子
- 椎名遥 – 岡本玲
- 手島雄一郎 – ムロツヨシ
- 加西新 – 森崎ウィン
- 谷垣太一 – 山崎大輔
- 園田瑛子 – 室井滋
- 水田 – 本田博太郎
- 杉村桃子 – 矢崎由紗
- 杉村正子 – 木野花
- 遠山美緒子 – 佐藤直子
- 今多嘉親 – 平幹二朗
誰か Somebody(第1話 – 第5話) - 梶田聡美 – 深田恭子(幼少期:平澤宏々路)
- 梶田梨子 – 南沢奈央
- 浜田利和 – 高橋光臣
- 梶田弥生 – 相築あきこ
- 梶田信夫 – 平田満
名もなき毒(第6話 – 第11話) - 古屋暁子 – 真矢みき
- 古屋美知香 – 杉咲花
- 原田いずみ – 江口のりこ
- 北見一郎 – 大杉漣
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ドラマ『ペテロの葬列』あらすじ
あらすじ
誰しもがついた経験のある「嘘」。その「嘘」が多くの人を巻き込み、取り返しのつかない大きな「嘘」になったとき、どうすればその罪を償うことが出来るのか…?
スタッフ・キャスト
- 間野京子 – 長谷川京子
- 杉村菜穂子 – 国仲涼子
- 椎名遥 – 岡本玲
- 手島雄一郎 – ムロツヨシ
- 園田瑛子 – 室井滋
- 水田大造 – 本田博太郎
- 杉村桃子 – 小林星蘭
- 今多嘉親 – 平幹二朗
- 橋本真佐彦 – 高橋一生
- 佐藤一郎 / 暮木一光 / 羽田光昭 – 長塚京三(10歳:黒田博之 / 32歳:眞田規史)
- 田中雄一郎 – 峰竜太
- 迫田とよ子 – 島かおり
- 柴野和子 – 青山倫子
- 坂本啓 – 細田善彦
- 前野メイ – 清水富美加
- 山藤誠 – 金山一彦
- 今内大輔 – 西村元貴
- 早川多恵 – 冨士眞奈美
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